オールインクルーシブは2026年も得か — 本当のコスト計算と日本発のコスパ最強リゾート

Laura
オールインクルーシブは2026年も得か — 本当のコスト計算と日本発のコスパ最強リゾート
写真: Valeriia Miller Unsplash

ハワイ・ワイキキで4泊した夫婦が、食事・ドリンク・アクティビティで現地費用が1人あたり約9万円かかった——一方、グアムのオールインクルーシブ型リゾートに同条件で泊まった夫婦は、宿泊に含まれていたため現地の追加出費がほぼゼロだった。両者の差は1人あたり5〜8万円になることがあります。オールインクルーシブが得かどうかは、雰囲気ではなく飲食量とアクティビティ量で決まる、純粋な計算問題です。

オールインクルーシブとは、宿泊料金に食事・ドリンク(多くはアルコール含む)・一部アクティビティ・チップ相当分までを含めた料金体系のリゾート形態です。欧米やカリブ海・地中海では一般的ですが、日本人旅行者の馴染みは薄めで、グアム・サイパン・ハワイ・東南アジア・カリブ海などで選択肢が広がります。「全部込み」の安心感が売りですが、込みであるがゆえに元を取れるかどうかが分かれ目です。

オールインクルーシブが「得する人/損する人」

これは性格と旅のスタイルの問題です。

得する人:

  • よく食べ、よく飲む(特にカクテルやワインを楽しむ)
  • プールサイドやビーチで完結する滞在型の旅が好き
  • 子連れで、レストランを毎回探す手間を省きたい
  • 「予算が読めない」のが嫌い(総額固定の安心)

損する人:

  • 少食・あまり飲まない
  • 現地のローカルな食堂や屋台を食べ歩きたい
  • 日中は外で観光・アクティビティ三昧で、リゾート内にいない
  • 部屋食・素泊まりで自由に動きたい

ざっくり言えば、「リゾートから出ない人」は得、「外で過ごす人」は損しやすい。

本当のコスト計算 — 損益分岐点

オールインクルーシブが個別精算に勝つかどうかは、1日あたりの想定支出を出すと見えます。例として、リゾート滞在型の夫婦2名・1日の現地支出を素泊まり前提で見積もると:

項目 1人1日の目安
朝食 2,000〜3,500円
昼食 2,500〜4,000円
夕食(ドリンク込み) 5,000〜9,000円
日中のドリンク・スナック 1,500〜3,000円
合計 11,000〜19,500円/人

もしオールインクルーシブの「込み分」の上乗せが1人1日1万円前後なら、よく食べ・よく飲む人は十分に元が取れます。逆に上乗せが1万5,000円なのに少食・下戸なら、まず損です。「1日あたりの上乗せ額 < 自分が普通に使う飲食費」なら得——これが損益分岐の判断式です。

チップ文化のある地域(カリブ海・米国領など)では、オールインクルーシブにチップ相当が含まれることが多く、チップ込みで計算すると損益分岐が一段有利に傾く点も見逃せません。

日本発でコスパが良い目的地

オールインクルーシブの選択肢が現実的で、日本発のアクセスも良いのは次のあたりです。

  • グアム・サイパン: フライト3〜4時間台で、家族向けのプール完結型リゾートが揃う。短い休みでも行けて、滞在型と相性が良い。
  • ハワイ(ホノルル/マウイ): 純粋なオールインクルーシブは少ないが、食事プラン込みのパッケージやリゾートクレジット付きプランで近い形にできる。円安下では「込み」型の方が現地での予算管理がしやすい。
  • 東南アジア(プーケット・バリ・モルディブ): モルディブの水上ヴィラ系はオールインクルーシブの王道。プーケット・バリは中級でも食事込みプランのコスパが高い。
  • 国内の温泉旅館は「実質オールインクルーシブ」: 見落とされがちですが、1泊2食付きの温泉旅館は、夕食・朝食・(宿によっては)ドリンクや館内設備まで込みの、日本版オールインクルーシブと言えます。コスパで比べる価値があります。

海外リゾートを狙うなら、まず航空券+ホテルのパッケージが個別予約に勝つ条件を押さえておくと、オールインクルーシブをさらに安く組めます。

2026年の状況

2026年は円安で海外リゾートの現地飲食費が日本人にとって高く感じられるため、「現地で追加で払わなくていい」オールインクルーシブの心理的・実質的メリットが増しています。現地で1杯2,000円のカクテルを気にせず頼める安心感は、円安下では金額以上の価値になりがちです。一方、国内では円安で海外が割高になった反動から温泉旅館(=1泊2食の実質オールインクルーシブ)の人気が高く、週末の人気宿は早く埋まる傾向です。

2027年の予測 — 高級化(プレミアム化)トレンド

ここからはフォーキャストです(確定ではありません)。

  • オールインクルーシブの高級化が進む: 大人専用(アダルトオンリー)やラグジュアリー志向のオールインクルーシブが世界的に増えており、2027年もこのプレミアム化が続くと予想されます。「安く全部込み」から「上質を全部込み」へのシフトです。
  • ダイナミックパッケージとの融合: OTAや旅行各社が、食事込み・リゾートクレジット込みのオペークなパッケージを増やすと見込まれます。価格内訳は見えにくくなりますが、掘り出し物の余地も広がるでしょう。
  • クールケーションの影響: 南欧の猛暑回避の流れで、夏のピーク時期や人気目的地が少しずつシフトする可能性があります。価格や込み内容の最新条件は予約前に必ず確認を。

まとめ

オールインクルーシブが得かどうかは雰囲気ではなく計算です。「込みの上乗せ額 < 自分が普通に使う飲食費」なら得、リゾート完結型・子連れ・よく飲む人ほど有利。外で観光する人・少食の人には素泊まりが向きます。日本発ならグアム・サイパン・東南アジア、そして国内なら1泊2食の温泉旅館が「実質オールインクルーシブ」の有力候補です。

オールインクルーシブもパッケージも、価格は需要で日々動きます。Flyozoはホテル単体価格とフライト+ホテルのパッケージ価格を24時間追跡し、登録した目的地のリゾート料金が下がった瞬間に通知します。年24ドルで、「全部込み」をいちばん安いタイミングで押さえられます。

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